株式会社河村機械工業所

株式会社河村機械工業所

生産技術

生産技術

独創的な発想が生産効率を高め、品質向上につながります。
そのために私たちは日々生産技術の開発に力を注いでいます。

親・子取り

親・子取り

材料を可能な限り有効活用するため、一本の材料コイルから出たスクラップを用いて、さらにサイズの小さい製品を作ります。それを弊社では「親・子取り」と呼びます。すなわち一つの材料から2つの製品を作る技術です。材料代の節約になるだけでなく、廃棄物を減らすことにより環境負荷を減らす効果もあります。

千鳥抜き(ジグザグ抜き)

材料を無駄なく使うためにジグザグ式に製品を抜く方式です。この方法では材料であるコイルを毎回寸分の狂いもなく右、左、右、左、右・・・と動かすためとても高いレベルの制御技術が必要とされます。

孫・ひ孫取り

「ブランク(①)を絞り(②)、切り離すことで2つの製品を作ります(親・子取り)。そして“子”のスクラップからさらに小径の絞り品2つ(③)を作る弊社独自の手法です。1枚の材料から4つの絞り品(親・子・孫・ひ孫)を製造することにより材料を有効活用します。

孫・ひ孫取り

プレストリミング

従来絞り品を上下に切り離すためには単能盤を使用していました。もしくは高さを揃えるために、後加工で旋盤を使用することもあります。この切り離しや高さ出しをプレス機と金型で行います。すなわちプレス機の上下運動で製品を水平に切る技術です。この金型をトランスファー型に収めると上記の親・子取りや高さに指定がある製品の加工を一貫して行うことができ大幅なコストダウンが実現できます。

プレストリミング

ワンショット

弊社では絞り品の窓穴抜きをする際、複雑な割り出し機構を使い専用プレス機で絞り品の側面に一つづつ窓穴を抜いています。それを、カム機構を用いた金型により一回で複数個の穴(黄色)と刻印(赤色)を同時に加工します。この場合、穴抜き専用のプレス機ではなく汎用プレス機で加工ができます。

ワンショット

プレススリット

t=1.2mmのS35CMの製品の熱処理加工後に1mmのスリットを6か所あけるためにこれまではスリッターを用いて機械加工をしていました。そこで特殊な金型を開発し、パンチが破損することなく高スピードでプレスによるスリット加工ができるようにしました。

プレススリット

極細ピアス加工

極細ピアス加工

t=0.4mmのSPCCの製品にφ0.5mmの穴をあけます。通常プレス加工では「穴をあける最小径は板厚の2倍」と言われますが、トランスファー工程内で製品の動きを制御しながらピアス加工を行うことで実現しました。

お問い合わせ

048-584-0388 お問い合わせお問い合わせはこちら